ありがとうございます！　冷却ファンに埃がそんなに溜まるものなのですね。一応、ノートパソコンで発熱する部位に、USB扇風機で常に風を送っていますが、エアコンが無いので、部屋は常温ですね。

同じ機種を2台買ったのですが、1台は常に28℃以下で病院レベルに掃除してる部屋、もう1台は自宅でエアコンのない部屋で使っていました。1年ほど経った頃自宅のノートパソコンのほうがやたら煩く感じて、ふとひっくり返したら外側なのに埃がたくさんついてました。そこに埃つくんかい！ってなりましたが部屋の掃除大事だなぁと実感しました。

USB扇風機は玉ねぎネットみたいなのを掛けて風を送っていますが、数週間経つと、ネットに埃がびっしり付いているので何となく感覚はわかります。部屋の窓は大体開けているのですが、埃はおそろしいですね・・・

ついでにお聞きしたいのですが、先行でアラキンさんから教えて頂いた「ノートパソコン冷却パット」はどうでしょう？　冷却効果は見込めるでしょうか？

パソコンの底で温まった空気ではなく新鮮な空気を送れるという点で効果はあると思います。ただし、室温が高いのであれば温かい風が送られるだけでメリットはあまりありません。我々人間が扇風機を涼しいと感じるのは、実際に室温が下がったのではなく体感温度が下がったと感じるからであり、パソコンに体感温度という概念はありません。
そもそもあの手のスタンド系の一番のメリットは冷却よりもキーボードが前傾になって押しやすくなることだと思います。

あ、すみません。スタンドじゃなくて、パットの方です。
アルミ板で、ノートパソコンの底？に貼って、放熱を促すみたいですね。

失礼しました。スタンド型でクーラーがついたものを想像していたのですが、アルミ板をつけたものがあるのですね。空気の流れが作れない本当の板だと意味はなく、スタンド型の冷却パットだと空気の流れを作れるので効果がなくはない程度だと思われます。こちらも部屋が冷えていているのが前提で、一時期流行ったノートパソコンの上に10円玉置くだけで冷えるっていうのと同じ原理ですね。

サーバというコンピュータのCPUには冷却ファンがついておらず、代わりにアルミや銅の冷却パットを何段も重ねたものがついています。それで冷えるのか？というと、それ単体では一切冷えなくて、サーバの筐体の中に超強力なファンが搭載されていて、サーバの前からすごい勢いで吸気して後ろに排気するという仕組みで冷やしています。サーバルームがめちゃめちゃうるさくて寒いのは、こういう理由があります。

このような、「パーツ本体には冷却ファンがついていないけど、外部のファンでパーツにめちゃくちゃ風を当てて冷却する」という空冷システムをパッシブ空冷といいます。それに対して、「パーツにヒートシンクとファンが一体になってパーツを冷却する」空冷システムをアクティブ空冷といいます。生活に例えると、部屋がとても暑いけど外はめちゃくちゃ風吹いてるから２箇所窓を開けて風の通り道を作って外気と熱交換するのがパッシブ冷却で、外はそこまで暑くないけど部屋の中は暑いのでエアコンをつけで室外機（冷却ファン）を通して外気と熱交換して部屋を冷やすのがアクティブ冷却です。

パッシブ空冷はうるさいくらいにファンを回さないと冷却できません（「サーバールーム 騒音」で調べてみてください）。対して、家庭用PCやノートパソコンのような規模の小さいコンピュータの冷却にはアクティブ冷却が静音性を保ちながら効率的に冷却できます。その視点では、ファンを搭載するスタンド型の方がアルミ板よりも効果があると言えます。

なるほど！　詳しい解説ありがとうございます。
ちょっと、気になったのでお聞きしたいのですが、「ノートパソコンの上に10円玉置くだけ」も試していたことがあるのですが、あれは原理的に理にかなっているのでしょうか？　放熱しているような気もするし・・・私的にはよくわかりませんでした。