ふらいぱん
2024/03/07 21:40
怖がらずに手に取ってほしい一冊です。
熱力学。学生時代私も苦しんだ科目で、何度も単位落っことしたものです(研究室の先生の講義だったのに・・・)。
アトキンス先生も名前は知ってたけれど「あの(数式だらけの)分厚い教科書書いた人」くらいの認識で。この本に出合った経緯は忘れてしまいましたが、何度も読み返すことになった一冊です。なんかこれで「身の回りの世界のありよう」を一つ理解できたような気がします(ちなみにこの本では数式は「ほとんど」出てきません)。
昔、あるところに書いた書評です。「意外といいこと書いてるやん」と思いましたので再掲。
科学を専攻する者に立ちはだかる巨大な壁となり、また「エントロピー」などといった言葉に引き寄せられる一般読者のほとんどを寄せ付けない熱力学。
抽象的かつ難解なこの学問を真正面から料理して、一般啓蒙書として仕上げてしまったその手腕には、ただただ脱帽です。他の一般書にあるような変なごまかしは一切なし(アトキンス先生ですから)、しかも仕掛けたくさんで、難解であったはずの理屈が素直に頭に入ってくるようになってます。
こんな本があるからには、この、「世界のありかたを規定するもっとも堅固な理論体系」である熱力学の世界をのぞいてみない手はありません。ぜひ、ご一読を!。
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投稿を表示熱力学やエントロピーという単語にいい思い出がない部類の内の一人ですが、アトキンス先生こんな入門編も書かれてたんですね、、、!
昔の良くない思い出を塗り替えるために読んでみようかなと思いました。
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