台湾では、来週もうすぐ旧正月がはじまります。昨日、金曜日夜のことですが、研究室の忘年会がありました。先生は私と後輩たちに鍋料理をごちそうしてくださいました。私は野菜鍋を注文しました。先生と後輩たちはいろいろなゴシップとか国家試験とか、旧正月のあと新学期の授業を何を履修すればいいかとか大卒の後輩が行った別の研究とかいろいろな話をしていました。私はただ側で食べながら先生と後輩たちの会話を聞いていたばかりですが（笑）。私は研究室で先生についで年上です。ほかの人はみんな年下の後輩です。

忘年会のあと、一部の後輩たちと脱出ゲームをしに行きました。

脱出ゲームとは言うものの、台湾台中にある一風変わった脱出ゲームなんです。テーマはホラー系の１４０７barr hotelバールホテルです。

https://escape.bar/game/7230（すみません中国語ですが、ブラウサの翻訳機能を使って読んでいただければと思います）

ゲームにはドラマがあります。ドラマの謎を解かないとゲームをクリアすることはできません。

ゲームドラマは要するに以下の通りです。（ゲームドラマはフィクションです）

昔、１９世紀でフランスでジョエンナという女性で貧乏で売れない画家がいました。途方に暮れたジョエンナはbarr hotelバールホテルの１４０７号室に入居しました。すると、なぜかその後、彼女の絵が売れるようになり、彼女も有名になって大きな富を手に入れることができました。

しかし、ある日彼女が突然バールホテルの１４０７号室から飛び降りて自殺したという不祥事が起こりました。で、たちまちバールホテル（の１４０７号室）には悪魔が潜んでいるとのうわさが広まっていました。

フランスの教会はこれを受けてジョエンナの死の真相を突き止めるのと、悪魔祓いのためにトマスという男性の神父をバールホテルへ派遣しました。しかし、やがてトマス神父も行方不明になってしまいました。

そしてフランスの教会は新たに数名のエクソシストたち（それが、この脱出ゲームのプレーヤーたち、私と後輩たち）バールホテルへ派遣しました。

エクソシストたち（プレーヤーたち）の任務は

①トマス神父の行方を突き止めること（これを解かなくてもいいが、解けたら②のさらなるヒントとゲーム時間の追加というボーナスがあります）

②正しく悪魔の名前を突き止めて叫んで悪魔祓いすること、チャンスは一回だけ（ゲーム時間内で解けたらゲームクリアして脱出成功、逆にゲーム時間内で解けなかったり、悪魔の名前を間違えたりしたらゲームオーバー脱出失敗）

ゲーム時間内で最後のダンジョンで②の最後の謎さえ解ければ悪魔の正体を突き止め、正しく悪魔の名前をみんなで叫ぶことで悪魔祓いをしてゲームをクリアするという形になります。（脱出成功）

一方、ゲーム時間内で最後のダンジョンで②の最後の謎を解けなかったり、または悪魔の名前を間違えて叫んだりしたら、エクソシストのプレーヤーたちはみんな悪魔に殺されてドクロ☠になる始末だというゲームオーバーの形になります。（脱出失敗）

ゲーム時間は７０分ですがこれはこの脱出ゲームは難しすぎて私と後輩たちは失敗しました。ダンジョンごとのヒントを見つけるのが難しいし、ダンジョンごとの謎も難しいし、ダンジョンをクリアするたびに得たアイテムが次のどのダンジョンで役に立つかが分かりません。私と後輩たちは何度も無線でゲームのスタップに今のダンジョンのヒントを求めていてなんとか最後のダンジョンの１４０７号室にたどり着くことができましたが、すべてのヒントを手がかりにして手持ちのアイテムを使っても悪魔の正体と名前を正しく解けなくて失敗しました。

ゲームのあと、ゲーム解説が行われました。目立たないところにヒントがあるとか、ダンジョンごとに新しいゲームドラマの手がかりとか、謎とか、もうコナンみたいな鋭い観察力と推理力がないとゲームをクリアすることは至難です（泣）

でも、一番印象的なのは悪魔の効果音です。そして身の毛もよだつような雰囲気が漂っていてとてもスリル感のある一風変わった脱出ゲームでした。私にとって初めての脱出ゲームでしたが、研究室の後輩たちと一緒にやってとても楽しかったです。