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自由研究

【コメント会場】「化石の奇跡」~古生物の何%が化石になる?

こちらは、3月26日(金)20:00~に開催のオンラインイベント「化石の奇跡~古生物の何%が化石になる?~」の、感想&質問投稿用のスレッドです!

 

★イベントに参加された方、ぜひ「コメント」にて感想の投稿をお願いいたします。

 

★また、こちらのコメントは泉先生もコラボブレインズ会員としてご覧になります。

 ということで、泉先生へのご質問がある方も、ぜひ気軽にコメントください!

 

★残念ながらイベントに参加できなかった、という人もぜひ、「次回はこんなイベントをやってほしい!」などのお声もいただければと思います。

 

イベント中、泉先生からご紹介のあった書籍

古生物学者と40億年 (ちくまプリマー新書, 455)』は、4月10日に発売します。

こちらのサイトからの予約も可能ですので、気になった方はぜひ購入いただければと!

「私の推し本」コーナーでも感想いただけると幸いです!

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10 件の返信 (新着順)
まりれん バッジ画像
2024/03/28 19:08

コメントみればみるほど飲み会なければ参加したかったー😭
またやって欲しいです☆


泉 賢太郎
2024/04/02 12:55

ご興味持っていただきありがとうございました!
私にとっても、皆様からのレスポンスをたくさんいただき、エキサイティングな時間となりました。
ぜひ、またの機会があるようであれば、私も改めてお話したいです!
引き続きよろしくお願いいたします。

Ogawa
2024/03/27 16:42

サイエンスカフェみたいな感じでとても楽しかったです。みんなで考え話し合うって楽しいですよね。楽しい勉強でした♪


泉 賢太郎
2024/04/02 12:57

ご参加くださりありがとうございました!
トークイベントのテーマがテーマだけに、私にとってもチャレンジングな試みでしたが、皆様がたくさんレスポンスをくださったので、私にとってもエキサイティングな時間となりました。
引き続きよろしくお願いいたします。

プエンテ
2024/03/26 22:49

一つのグラフにするまでの試行錯誤の過程がよくわかりました。批判や反論があると予想できても、今、解明すべきことに仮説を立てて切り込んでいかれる強い思いに心を打たれました! 私なりにw頭を使い、充実した1時間でした! ありがとうございました!!


泉 賢太郎
2024/04/02 13:00

ご参加くださりありがとうございました。
とても嬉しいコメントをいただき、ありがとうございます!
古生物の何%が化石になるのか?という問いは、真の答えは誰もわからないのだと思いますが、それでも古生物学に携わっている者としては、大雑把でもいいので何らかの見積りをしていくことは重要だと考えています。
引き続きよろしくお願いいたします。

葉月 弐斗一 バッジ画像
2024/03/26 22:05

とても楽しいイベントありがとうございました!

前提となる数字に分からない数字が多くて、「化石の重さ/生物の重さ」という求め方だけでも無数に答えが出て来そうだと思いました

また何かのイベントしていただきたいです!


泉 賢太郎
2024/04/02 13:05

ご参加くださりありがとうございました。
おっしゃる通り、生物量(バイオマス)に注目して推定値を得た今回の方法は、あくまで「一つの考え方」だと思います。
種数や個体数など他の量を指標にして推定値を得る方法もあるでしょうし、あるいは分類群ごとや器官ごとに推定するという方法もあると思います。
古生物学に関するトークイベントを、今後もCO-Lab BRAINSさんで企画していただけるようであれば、私もぜひお話させていただいたいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

秋吉
2024/03/26 21:37

そういえば昔は考古学者に興味があったなぁと懐かしく思いながら拝聴させていただきました
考古学にしても古生物学にしても、自分がいなかった時代の遺物からその時代の環境を明らかにしようとする行為はロマンにあふれ今でも心そそられますね
これを機に自分でも一層勉強してみようと思いました、ありがとうございました!


泉 賢太郎
2024/04/02 13:07

ご参加くださりありがとうございました。
考古学と古生物学は、おっしゃる通り歴史科学としての側面や、遠い過去の出来事を扱うという側面など、共通点も多いと感じます。
実は私も考古学も好きで(今でも好きです)、大学の学部選択では、考古学を研究できる文学部を目指すか、あるいは古生物学を研究できる理学部を目指すか、悩んでいました。
引き続きよろしくお願いいたします。

みき
2024/03/26 21:37

とても楽しいイベントをありがとうございました!
タイトルを見て、数(匹)を使うイメージしかなく、どうやって割り出すんだろう…と思っていましたが、まさか重さ(㎏)でカウントするとは!
全く見当がつかないものをどうにか割り出していく過程にワクワクしました。
恐竜研究の謎解き的な側面が大好きなので、とてもおもしろかったです!

何点か気になることがあったので質問させてください。
①今日のお話に出た「今現在残っている化石」のうち、すでに発見されているものは何%くらいにあたるのでしょうか?
②糞化石から食べていたものがわかることがあると思うのですが、鉱物化していてもだいぶ特定はできるものなのでしょうか?骨などが残っていればある程度わかりやすそうな気がしますが、消化後の植物などは判別しにくいのでは?と気になりました。また、糞化石の調査は、スライスなど基本的には手を加えるのか、X線など非破壊検査のみでOKなのかも気になりました。
よろしくお願いします!


泉 賢太郎
2024/04/02 13:14

ご参加くださりありがとうございました。
ご質問もありがとうございます。いずれも難しい問題ですね…
以下に、簡単ではありますが、私なりの回答をお伝えいたします。

①について
これも、現状では全く分かっていないと思います。
イベントでは、これまでの私の調査経験に基づいて地層(=堆積岩)の中にどの程度化石が含まれているかという「化石含有率」の値を大雑把に推定しました。
とはいえこれは、いわば化石の濃度のことなので、今現在残されている化石のうちのどの程度が実際に既に見つかっているか?という問いには答えられません…
何となくのイメージですが、地表に存在している堆積岩の総質量のうち、何kg程度がすでに発掘されているか?という問いに読み替えるというのが、現実的な推論のやり方かもしれません。

②について
これはまさにおっしゃる通りで、糞化石の切片を顕微鏡などで観察して分かるのは、あくまで認識可能な未消化物のみです。
消化・吸収されてしまった食物についての情報は、糞化石の顕微鏡観察では得ることはできません…
悩ましいですよね。。
(食物の種類を細かく特定しなくてもいいのであれば、他の研究アプローチもあり得ると思います)

講演面白かったです。化石は再生産できないので、1つ1つの化石は貴重だなと改めて思いました。
考古学も発掘調査などで古墳とかが出てきたら現在知られている昔の勢力図がガラリと変わる可能性があるという話を最近聞きまして、古生物学も1つの化石でそれまでの常識がガラリと変わるという点で似ているなとふと感じました。

この手の研究はざっくりした推定を示すことがまず重要だと思いますので、面白い試みだと思います。この仮説を叩き台として、発展していくといいですね!


泉 賢太郎
2024/04/02 13:18

ご参加くださりありがとうございました。
嬉しいお言葉をいただきありがとうございます!
おっしゃる通り、全体(=これまで地球上に生息していたすべての生物)に対して、既知のもの(=化石として残されているもので、かつこれまでに発見されているもの)が少なすぎるというのがポイントだと思います。
ごくごくわずかな量の知識に基づいて、全体に関する仮説を提唱していかざるを得ないので、新たな化石の発見によってこの仮説がガラッと変わってしまうという事もしばしばです。
ここを「学問の面白さ」と捉えるか、あるいは「何とも心許ない学問だなあ」と捉えるかは、人によって変わってくるのではないかと思います。
今回のイベントでは、多くの方にレスポンスを頂くことができて、エキサイティングな時間となりました。
今後もコラボブレインズさんで、古生物学関連のイベントを企画してくださることがあれば、ぜひまたお話してみたいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

東京化石クラブ
2024/03/26 21:16

とても興味深い内容で楽しませていただきました!

バカな質問をプロにぶつけてみたいと思い質問させていただきます。

化石は長い時間をかけて0.000001%(推定)という奇跡の確率でできることが分かりましたが、逆に人類の技術で100%、かつ短期間で化石を作り出すことは可能でしょうか?

例えば、今晩夕飯で食べた魚の骨を化石にすることは可能でしょうか?(その場合どの様な方法で、どのくらいの時間がかかりますか?)


泉 賢太郎
2024/04/02 13:20

ご参加くださりありがとうございました。
また、ご質問もいただきありがとうございます。
難しいご質問ですが、やはり「100 %」というのは「いかなる例外もなく」という事ですので、これは難しいと思います。
化石を作るという事については、どのようにして化石ができるかという点と関係していて、実はこれについても詳しい条件などは未だによく分かっていないのです。
もちろん、イベントでもお話しましたが、化石化プロセスの大まかな流れは分かっていますが、では具体的にどのような環境で、どのくらいの時間をかけて、ごのような化学反応が起こって、…といった詳細は不明な点も多いです…

Kotobuki
2024/03/26 21:12

非常に楽しく拝見しました。
「分かりません、というのは誠実ではあると思うけれど、それは古生物学者としては思考放棄だと思う」と、自らを奮い立たせての大胆な推論展開に感銘を受けました。


泉 賢太郎
2024/04/02 13:22

ご参加くださりありがとうございました。
そして、大変嬉しいお言葉をありがとうございます!
「分かりません、というのは誠実ではあると思うけれど、それは古生物学者としては思考放棄だと思う」という点については、まさにここ最近、自分の中でずーっと悶々としていたところでもありますので、今回のイベントでこの点をお伝え出来たのであれば、とても嬉しいです。
引き続き、古生物学に関する研究・教育・発信に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

まんねん
2024/03/26 21:10

とても面白かったです。数字が苦手な僕でもなんとなくわかって、大胆な仮説にドキドキしました!ありがとうございました!


泉 賢太郎
2024/04/02 16:20

ご参加くださりありがとうございました。
楽しんでいただけたようであれば何よりです!
古生物学、まだまだ分からないことは多いですが、そういった特性を十分に認識した上で研究を進めていくという姿勢が重要になってくるのではないかと考えています。
引き続きよろしくお願いいたします。