アズワンの滅菌バッグを深堀してみました!
担当者に聞いてみた!シリーズ第3弾「メディカル系商品」
前回とったアンケートで3番目に多かったメディカル系商品。
今回は医療器具を滅菌する際に使用する袋、滅菌ロールバッグについて開発担当者にインタビューしてみました!

誕生の経緯を教えてください!
医療現場での滅菌トラブルを軽減するために使いやすさと高品質を重視した滅菌バッグを企画したい!
という意向から製品化しました。
商品を使う場面や使い方を教えてください!
使う場面
病院やクリニックなどの医療現場で滅菌する医療器具を入れる場面で使用します。
医療現場以外だと、実験器具の滅菌に使用することがあります。
使い方
- 連続した長いロールを、滅菌したい器具のサイズに合わせてカットし、ヒートシーラーで密封する。
- 滅菌器で滅菌処理を行う。
- 滅菌工程を通過しているか判断するためにインジケーターの色を確認する。
※オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)用とEOG滅菌用のインジケーターがそれぞれ付属しています。 - 問題なければ、滅菌済の袋を涼しく乾燥している清潔な場所に保管しする。
- 使用直前に手で開封する。
開発にあたってこだわったところを教えてください!

商品の素材とインジケーターの品質です。
滅菌バッグは紙とフィルムを貼り合わせた包装材のため、安価な紙の場合はリント(紙粉)が発生しやすくなります。滅菌工程中にリントが発生すると、滅菌器のフィルターが目詰まりを起こしてしまいます。
また、滅菌バッグには紙に平滑性や強度を持たせるためにPVA(ポリビニルアルコール)が使用される場合があります。PVAは滅菌工程中に溶出し被滅菌物(ハンドピース等)に付着すると、被滅菌物の回転不良等のトラブルが発生します。
本商品はリントが発生しづらい素材(リントフリー)にこだわり、PVAも使用していません。
インジケーターは、滅菌・未滅菌を判断する指標です。
水蒸気で滅菌を行うオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)の場合、インジケーターは湿熱で変色することが望ましいとされています。しかし、従来品には余熱やヒートシーラーとの接触によっても変色してしまうインジケーターもありました。これでは未滅菌であるにも関わらず、滅菌工程を通過済みと誤認してしまう恐れがあります。
本商品のインジケーターは信頼性の高いISO11140適合のType1プロセスインジケーターを採用しており、滅菌器の余熱やヒートシーラーとの接触では変色しにくい仕様です。
開発にあたって難しかったところを教えてください!
使いやすさを重視したロールシートのデザイン、パッケージデザインの検討です。
ロールシートを取り出す際、無駄なくロールをカットできるようにするにはどうすればよいか考えました。製品の両サイドに1cm単位の目盛りや実線を配置しました。
パッケージデザインは、飾りすぎず病院・クリニックに合う清潔感を感じられる色合いを考えました。取り出し正面位置にサイズ幅を記載しているので視認性もばっちりです。
これにより、医療現場での使いやすさと管理のしやすさを意識したパッケージデザインに仕上がっています。
読者に向けて一言お願いします!
アズワンではラボ用品以外にも、オリジナル商品として病院・クリニックで使用される什器や備品、消耗品、医療機器を幅広く展開しております。医療機関は勿論の事、中にはメディカルオリジナル商品で販売されているがラボ用途でも使えそう!と思っていただける商品も見つかるかもしれません。是非アズワンAXELサイトにて気になる商品をチェックいたただき、ラボ用品と併せてメディカルオリジナル商品にも興味を持っていただけますと幸いです。
ということで今回はメディカル系製品の開発担当の方にお話を伺いました!
次回は食品系製品について掘り下げます!
お楽しみに!